NISSAN HERITAGE COLLECTION online

TOP

たま 電気自動車

年式 1947年
型式 E4S-47-I
全長 3,035mm
全幅 1,230mm
全高 1,618mm
ホイールベース 2,000mm
トレッド(前/後) 1045(前後共)
車両重量 1,100kg
エンジン 直流直巻モーター ―cc
最高出力 定格3.3kW(4.5ps)
最大トルク ----/----
サスペンション(前/後) リーフリジッド(前後共)
ブレーキ(前/後) ロッド式ドラム(前後共)
タイヤ 4.00-17
その他 1充電走行距離 65km 電 池(容量) 鉛電池(40V/162Ah) 最高速度(経済速度)※ 35km/h(28km/h)
「たま」は、戦前の立川飛行機から派生した「東京電気自動車」が開発した電気自動車です。このクルマが登場した1947(昭和22)年当時の日本は、終戦直後で物資や食糧だけでなく、深刻な石油不足に見舞われていた一方で、家庭電化製品はまだほとんどなく、工場も破壊されて大口電力需要者もいなかったため電力の供給は余剰気味でした。この状況下で政府も電気自動車の生産を奨励したため、市場には新興自動車メーカーの電気自動車が多数存在しました。その中で「たま」は、第1回電気自動車性能試験でカタログ性能を上回る航続距離96km、最高速度35km/hというトップの性能を記録して注目を集め、1951(昭和26)年頃までタクシーなどで重宝されました。型式名E4S-47 I型は、 Eは電気、4S は4人乗りセダン、47は年式、I型は初期型の意です。なお、「たま」のブランド名は工場のあった多摩地区から命名され、ホイールキャップにも「たま」の文字をかたどったロゴが読み取れます。電気自動車(EV)が終戦直後の日本の道を走り、日本の復興に一役買っていた事実からも、EVの意外な歴史の重みを感じます。2010年、電気自動車LEAFの発表に合わせて社内の有志によってフルレストアされ走行することも可能になりました。