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【レース】チェリーとレース

チェリーとレース

チェリー(E10)はFF車の利点を活かし、雨のレースでは圧倒的な強さを発揮しました。大きな水しぶきをあげながら富士のバンクに突っ込んでいくチェリーの雄姿はファンを沸かせました。
レース車両の開発は、第2特殊車両実験課(村山、エンジンは荻窪)が担当、発売翌月の"70年11月には早くも富士でテストが実施されました。デビューレースは"71年10月の富士GC・第5戦「マスターズ250kmレース」。このときはまだ2ドアX-1でしたが、雨の中で見事なワンツーフィニッシュ(11黒沢10都平)を決めています。
エンジンはA12(1,171cc)をボアアップして1,298ccとしたもので、1次仕様(SOLEX  40PHH)で100ps/8,000rpm、2次仕様(ルーカス燃料噴射)で150ps/8,500rpm、3次仕様(クロスフロー・ダブルイグニッション)では、OHVながら160ps/8,800rpmのハイパワーを絞り出していました。


K3756-66
デビューレースの「富士マスターズ250km」("71年10月)でデビュー優勝を飾った2ドアX-1

K3929-2
ルーカス燃料噴射仕様は、150ps/8,500rpm

【ラリー】大陸を一周する1万6,000kmのコース

大陸を一周する1万6,000kmのコース

日産自動車が初めて参加した国際ラリーは、1958年8月20日〜9月7日に開かれた第6回豪州ラリー(正式名称:1958 Mobilgas Trial)。当時、世界最長を誇ったこの競技は、オーストラリア大陸を右まわりに一周する1万6,000kmの耐久トライアルで、余りにも過酷であるとのことからこの年を最後に中止になりました。
1958年は、世界各国から67台が参加。日本からはダットサン(210型)2台とトヨペット3台が出場、ダットサンがAクラス(1,000cc以下)優勝と4位に輝きました。ラリーの前年に発売されたダットサン210型は、日産初のOHVエンジン(C型)を搭載した意欲的なモデルで、1958年3月のロサンゼルス輸入車ショーに出品された後、9月から米国輸出が開始されました。当時の米国市場は、フルサイズカーが主流でしたが、豪州ラリーでの活躍が功を奏して翌年4月のニューヨーク自動車ショーでは大変な注目をあび、その後の対米輸出の基礎を築きました。

1958年豪州ラリー(Mobilgas Trial)コース図


K8308-5
鯉のぼりを掲げてゴールする19富士号。"58豪州ラリーに参加したダットサン210は、初出場ながら2台そろって完走、クラス優勝と4位の好成績を収めました


長距離走行に備えて燃料タンクを増設。


砂漠や原野を長時間走るため、助手席足元には航空機用のコンパス(方位磁針)が備えられている

【レース】ル・マン24時間レースにおける日産車の成績

ル・マン24時間レースにおける日産車の成績

1986年:第54回ル・マン24時間レース(5月31日〜6月1日) 出走50台/完走19台
16位(予選33位)32ニッサンR85Vアマダ長谷見昌弘/J・ウィーバー/和田孝夫284周
(予選24位)23ニッサンR86Vカルソニック星野一義/鈴木亜久里/松本恵二64周
1987年:第55回ル・マン24時間レース(6月13日〜14日) 出走48台/完走12台
(予選17位)23ニッサンR87E星野一義/高橋健二/松本恵二81周
(予選20位)32ニッサンR87E長谷見昌弘/和田孝夫/鈴木亜久里117周
1988年:第56回ル・マン24時間レース(6月11日〜12日)出走49台/完走25台
14位(予選23位)32ニッサンR88CA・グライス/M・ワイルド/W・パーシー344周
(予選15位)23ニッサンR88C星野一義/和田孝夫/鈴木亜久里286周
(予選19位)86ニッサンR88VA・オロフソン/L・レオーニ/森本晃生74周
(予選25位)85ニッサンR88VD・オンガイズ/M・トローレ/鈴木利男74周
1989年:第57回ル・マン24時間レース(6月10〜11日)出走55台/完走19台
(予選12位)24ニッサンR89CJ・ベイリー/M・ドネリー/M・ブランデル259周
(予選39位)32ニッサンR88V和田孝夫/森本晃生/A・オロフソン221周
(予選19位)23ニッサンR89C長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男167周
(予選15位)25ニッサンR89CG・ブラバム/C・ロビンソン/A・ルエンダイク57周
1990年:第58回ル・マン24時間レース(6月16〜17日)出走49台/完走28台
5位(予選3位)23カルソニック・ニッサンR90CP長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男(ニスモ)348周
17位(予選25位)84ユニシア・ニッサンR90CKB・アール/M・ロー/S・ミレン(NPTI)311周
22位(予選29位)82クラージュ・ニッサンR90VH・グルー/A・クディーニ/C・ロス300周
(予選4位)83ユニシア・ニッサンR90CKG・ブラバム/C・ロビンソン/D・デイリー(NPTI)251周
(予選24位)85ティノラス・ニッサンR90V和田孝夫/A・オロフソン/M・S・サラ(チーム・ルマン)182周
(予選1位)24YHPニッサンR90CKJ・ベイリー/M・ブランデル/G・ブランカテリ (NME)142周
(予選5位)25JECSニッサンR90CKK・アチソン/O・グルイヤール/M・ドネリー(NME)0周
1995年:第63回ル・マン24時間レース(6月17〜18日)出走47台/完走23台
10位(予選34位)22ニスモGT-R LM(R33)福山英朗/近藤真彦/粕谷俊二271周
(予選27位)23ニスモGT-R LM(R33)星野一義/鈴木利男/影山正彦157周
1996年:第64回ル・マン24時間レース(6月15〜16日)出走48台/完走25台
15位(予選29位)23ニスモGT-R LM(R33)長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男307周
(予選35位)22ニスモGT-R LM(R33)鈴木亜久里/影山正彦/近藤真彦29周
1997年:第65回ル・マン24時間レース(6月14〜15日)出走48台/完走17台
12位(予選14位)23ニッサンR390 GT1星野一義/E・コマス/影山正彦294周
(予選7位)21ニッサンR390 GT1M・ブランドル/J・ミューラー/W・テーラー139周
(予選3位)22ニッサンR390 GT1E・ヴァン・デ・ポール/R・パトレーゼ/鈴木亜久里121周
1998年:第66回ル・マン24時間レース(6月6〜7日)出走47台/完走23台
3位(予選16位)32ニッサンR390 GT1星野一義/鈴木亜久里/影山正彦347周
5位(予選10位)30ニッサンR390 GT1J・ニールセン/F・ラゴルス/M・クルム342周
6位(予選13位)31ニッサンR390 GT1E・コマス/J・ラマース/A・モンテルミーニ342周
10位(予選19位)33ニッサンR390 GT1黒沢琢弥/影山正美/本山哲319周
(予選16位)13クラージュC51・ニッサンD・コタッツ/J-P・ペロック/M・グーセン232周
(予選15位)14クラージュC51・ニッサンF・エクブロム/P・ゲイ/土屋武士129周
1999年:第67回ル・マン24時間レース(6月12〜13日)出走48台/完走22台
8位(予選16位)21クラージュC52・ニッサンD・コタッツ/M・グーセン/F・エクブロム335周
(予選12位)22ニッサンR391E・コマス/本山哲/M・クルム110周
(予選28位)23ニッサンR391E・ヴァン・デ・ポール/鈴木亜久里/影山正彦(出走できず)

【ラリー】バイオレット、サファリ4連覇を達成

バイオレット、サファリ4連覇を達成

"70年に570型ブルーバードで初の総合優勝を飾って以来、日産はサファリで圧倒的な強さを見せつけました。ブルーバード(P510)、フェアレディ240Z(HS30)の後を受けて"78年よりサファリに挑んだバイオレット(PA10)は、"79年から"82年にかけて、サファリ史上初の4年連続総合優勝をなし遂げています。"81&"82年の車両は、グループ4仕様(DOHC・16バルブ)でした。



グループ4仕様はDOHCのLZ20Bエンジンを搭載


ドライサンプのためオイルタンクはトランク内(左端)に設置

【ラリー】サファリラリーにおける日産チームの成績

サファリラリーにおける日産チームの成績

車名型式車両・ドライバー成 績優勝車備考
196311ブルーバード1200P31222 若林隆リタイアプジョー404
34 難波靖治リタイア
セドリックG3163 水田守リタイア
67 安達教三リタイア
196412ブルーバード1200P41096 若林 他4台リタイアフォードGT
セドリックG3139 J.ジーヴス総合20位
45 安達教三 他2台リタイヤ
196513ブルーバード1200SSP41014 B.ヤング 他2台リタイアボルボ
196614ブルーバード1300SSP4116 J.グリンリー 他1台総合5・6 位プジョー404クラス優勝
75 モックリッジ 他1台リタイヤ
196715セドリックH13014 J.エアード 他2台総合17・20・21位プジョー404
2 ハーマン 他1台リタイア
196816セドリックH1303 J.シン 他1台総合5・7位
12 グリンリー 他1台リタイア
ブルーバード1600SSSP51060 若林隆/増田勇夫リタイア
196917ブルーバード1600SSS P51035 J.グリンリー 他2台総合8・11・13位フォードRS
4 シモニアンリタイア
25 ジャマルディン 他2台総合3・5・7位
197018ブルーバード1600SSSP5104 E.ヘルマン 他2台総合優勝・2・4位3冠
1 サンダース 他1台リタイア
197119フェアレディ240ZHS3011 E.ヘルマン 他2台総合優勝・2・7位3冠
197220フェアレディ240ZHS3010 E.ヘルマン 他2台総合5・6・10位フォードRS
ブルーバードU 1800SSSP6103 O.アンダーソン総合12位
197321フェアレディ240ZHS301 S.メッタ総合優勝
6 アルトーネン 他1台リタイア
ブルーバードU 1800SSSP6109 H.カールストローム 他1台総合2・4位
*197422フェアレディ260ZRS3014 H.カールストローム総合4位三菱ランサー
HS30Z.リムトゥーラ総合5位
ブルーバードU 1800SSSP61016 R.アルトーネン総合6位
*197523バイオレット160JKP71014 Z.リムトゥーラ総合6位プジョー504
*197624バイオレット160JKP71010 H.カールストローム総合7位三菱ランサー
*197725バイオレット160JKP71017 R.アルトーネン総合2位フォードRS
*197826バイオレット160JPA106 R.アルトーネン総合3位プジョー504クラス優勝
197927バイオレット160JPA109 S.メッタ 他3台総合優勝・5・7・9位
198028バイオレット160JPA101 S.メッタ 他3台総合優勝・2・4・12位
H.カルストロームリタイア
198129バイオレットGTPA107 S.メッタ 他4台総合優勝・2・3・4・8位
198230バイオレットGTPA101 S.メッタ 他2台総合優勝・3・4
198331シルビア240RSBS11012 J.シャー総合4位オペル
1 S.メッタ 他2台リタイヤ
198432シルビア240RSBS1102 S.メッタ 他1台総合5・7位トヨタセリカ
198533シルビア240RSBS11017 M.カークランド 他1台総合3・6位トヨタセリカ
*198634シルビア240RSBS11012 J.シャーリタイアトヨタセリカ
198735シルビア200SXRVS1218 M.カークランド 他1台総合8・12位アウディ
198836シルビア200SXRVS1218 M.カークランド 他1台総合2・3ランチア
マーチターボK10GFTJ.H.ヘイズ総合10位
*198937シルビア200SXRVS127 M.カークランド 他2台総合2・6・11位ランチア
マーチターボK10GFT22 L.モーガン総合12位
*199038シルビア200SXRVS1211 V.プレストン Jr 他I第 リタイヤトヨタセリカ
199139パルサーGTIRRNN145 S.ブロンクビスト 他1台総合5・7位ランチア
*はワークスチーム不参加

K1912-33
"66年・第14回サファリラリーでクラス優勝を果たしたブルーバード1300SS(P411)

K2931-192
"69年・第17回サファリでは、1600SSS(P510がクラス優勝。日産はチーム優勝を獲得


"71年・第19回サファリには、フェアレディ240Zが登場。黄金時代を築いた

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