スカイライン 2000GT-R
年式 | 1972年 |
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型式 | KPGC110型 |
全長 | 4,460mm | 全幅 | 1,695mm | 全高 | 1,380mm |
ホイールベース | 2,610mm |
トレッド(前/後) | 1,395/1,375mm |
車両重量 | 1,145kg |
エンジン | S20型 ( 直6・4バルブ DOHC) 1,989cc |
最高出力 | 118kW(160ps)/7,000rpm |
最大トルク | 177N・m(18.0kgf・m)/5,600rpm |
サスペンション(前/後) | ストラット/ セミトレーリングアーム( 独立) |
ブレーキ(前/後) | ディスク/ ディスク |
タイヤ | 175HR14 |
その他 | 1972年東京モーターショー展示車(スペックはノーマル車両のもので、レース仕様ではない) |

1969(昭和44)年、3 代目スカイラインC10 型に設定された「2000GT-R」は、その後わずか2 年10 カ月の間に国内ツーリングカーレース50 勝をマークし、日本のレース史に輝く金字塔となりました。その一方、スカイラインは1972(昭和47)年9 月のフルモデルチェンジで4 代目のC110 型に進化します。
このクルマは、その直後に当たる1972 年の東京モータショーに出展された「スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト」で、翌1973(昭和48)年シーズンからの実戦投入を予感させるカーナンバー「73」を付けていました。
しかし、自動車業界は既に排気浄化や燃費向上などの命題を抱えており、日産も多分に洩れずワークス活動を休止。
新型のGT-R は実戦投入がなかったことから「幻のGT-R」とも呼ばれました。このクルマはそれから35 年後の2007(平成19)年に「日産名車再生クラブ」によるフルレストアを受け、同年のNISMO FESTIVAL で、お披露目から35 年目にして初めて走る姿を披露し、喝采を浴びました。